期間工に資格は必要?働きながらでも取れる資格とは

期間工に資格は必要?働きながらでも取れる資格とは


短期間で多くの貯金ができる期間工ですが、応募にあたっては必要な資格があるのかと悩む人も多いのではないでしょうか。また、期間工として働くことで取得できる資格についても情報が少なく、気になることもあるかと思います。
 

この記事では、期間工に資格が必要かどうかを解説します。期間工として働きながら取得できる資格についても紹介するため、これから期間工を目指す人はぜひチェックしておきましょう。
 

期間工になるために資格は必要なのか?

結論としては、期間工の応募にあたって必要とされる資格はありません。未経験でも応募ができるため、資格がなくても潜在能力や人間性が評価されれば採用されます。
 

期間工の主な仕事内容は、部品の組み立てや検査などのライン作業です。これらの作業は、特別な技術や知識がない未経験の人でも覚えればできるものがほとんどです。そのため、他と比べても未経験者でも採用されやすい職種といえます。
 

条件として必要ではないものの、関連した資格があるに越したことはありません。資格があると、現場からの評価がアップして任せられる仕事が増えたり、契約満了後の転職活動で有利に働いたりする可能性があります。また、期間工から正社員になりたい人は、資格の有無が条件となっている場合があるため、必要に応じて取得しておくと良いでしょう。
 

期間工に活かせる資格

期間工の応募条件に資格は必要ないものの、持っている資格によっては現場で任せられる仕事が増える可能性があります。ここでは、期間工に活かせる資格を5つ紹介します。
 

● フォークリフト
● 溶接
● 玉掛け
● ボイラー溶接士
● 危険物取扱者
 

フォークリフト

フォークリフトは、工場内で重量物を運搬するために欠かせない機械です。フォークリフト関連の資格があれば、フォークリフトの運転・操作ができます。フォークリフトの関連資格には、最大積載量によって以下の2種類があります。
 

資格名 詳細
フォークリフト運転特別教育
(最大積載量1t未満)
受験資格:18歳以上
受験場所:各都道府県労働局登録の教育機関
フォークリフト運転技能講習
(最大積載量1t以上)
受験資格:18歳以上
受験場所:各都道府県労働局登録の教習所

 

フォークリフト運転技能者資格があると、工場内での運搬作業を任される可能性が高くなります。また、フォークリフトの運転・操作ができることで、現場作業のある物流系の業種などでは転職で有利に働く可能性もあるでしょう。
 

溶接

溶接の資格は、金属同士を接合する技術を認定する資格です。溶接の種類や溶接する材料によって、さまざまな資格があります。期間工の仕事で役立つ溶接の主な資格を2つ紹介します。
 

● アーク溶接作業者
アーク溶接は、電気エネルギーを利用して金属を溶接する方法です。溶接の基本となる技術であり、期間工の仕事でも役立つ資格です。受験資格は特になく、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
 

● ガス溶接技能者
ガス溶接は、酸素とアセチレンなどの燃料ガスを利用して金属を溶接する方法です。アーク溶接に比べて溶接に時間がかかるため、薄い材料の溶接に向いています。受験資格は特になく、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
 

どちらの資格も、各都道府県の試験所や民間の資格取得講座で取得できます。費用は講座によって異なりますが、10,000円~23,000円程度で、受講期間は約3日間です。期間工の仕事でアーク溶接・ガス溶接が必要になるのは、主に工場系・自動車系です。一部の溶接作業は、ロボットにより自動化され始めていますが、機械化には費用がかかることから人の手による溶接作業の需要は高い傾向にあります。
 

玉掛け

玉掛けとは、工場などで重い荷物をクレーンで持ち上げる際に、フックに荷物を掛けたり外したりする作業のことをいいます。玉掛け技能講習修了は、この玉掛け作業を行える国家資格です。玉掛け技能講習修了の受講資格は18歳以上という年齢制限のみです。費用は約20,000円程度で、受講期間は約3日間となります。
 

玉掛け技能講習修了は、クレーンで荷物を運ぶ作業に携わる際に必要となる資格であり、期間工の仕事でも玉掛け作業が必要になるケースがあります。
 

ボイラー溶接士

ボイラー溶接士とは、ボイラーや圧力容器の製造・改造・修繕に必要な溶接作業を行える国家資格です。ボイラー溶接士には、2つの種類があります。
 

● 普通ボイラー溶接士
● 受験資格:1年以上の溶接作業経験がある者
● 作業可能対象:溶接部が厚さ25mm以下のケースや管台、フランジなどの部品取り付けのみ
● ボイラー溶接士
● 受験資格:普通ボイラー溶接士免許取得後、1年以上のボイラーや圧力容器の溶接作業経験がある者
● 作業可能対象:ボイラーや圧力容器のすべての溶接業務
 

ボイラー溶接士の資格は、各都道府県の試験所で実施される試験(学科試験と実技試験)に合格することで取得できます。主に製造系の期間工の仕事でこの資格が必要になり、ボイラーや圧力容器の製造・改造・修繕を行う工場で溶接作業を担当することになります。
 

危険物取扱者

危険物取扱者は、化学工場などの一定量の危険物を貯蔵・取扱う施設に、必ず1人以上置かなければならない決まりに基づく国家資格です。危険物取扱者の資格は、甲種、乙種、丙種の3種類に分類されており、さらに乙種においては取り扱う危険物によって細分化されています。
 

● 甲種:すべての危険物を取り扱える
● 乙種:第1類、第2類、第3類、第4類の危険物のうち、指定されたものを取り扱える
● 丙種:第4類の危険物のうち、指定されたものを取り扱える
 

期間工の仕事に関連して危険物取扱者が必要になるのは、化学物質を扱う製造系の工場です。工場に必ず1人所持していなければならない資格なので、期間工が正社員登用を目指す場合にも役立つ資格だといえます。
 

期間工で働きながら取れる資格とは?

期間工はシフトがある程度固定されるため、自分の時間を調整しやすく、自分の時間を有効に使って将来に向けた勉強に取り組むことができます。ここでは、期間工で働きながら取れる資格をいくつか紹介します。正社員を目指す人や転職に向けて資格取得を考えている人はぜひ参考にしてください。
 

正社員に向けて取りたい資格

期間工が正社員登用を目指すのであれば、まずは「危険物取扱者」と「フォークリフト」の資格取得を目指してみましょう。
 

危険物取扱者は国家資格であり、化学工場など危険物を貯蔵・取扱う施設には必ず1人以上置かなければならないというものです。危険物の取り扱いには専門的な知識と技術が必要であるため、資格を取得しておくことで企業にもメリットがあります。
 

危険物取扱者の資格は、数種類に分かれていますが、まずは工場でできることが多い乙種第4類の取得をおすすめします。合格率は30%〜40%とやや難易度が高いですが、その分だけ取得しておくと化学工場系の職種で就職しやすくなります。
 

フォークリフトは、工場や倉庫などで重量物を運ぶために欠かせない機械です。フォークリフトを活用する工場は多いため、持っておくと評価が高まり、収入増にもつながるでしょう。
 

転職に向けて取りたい資格

期間工の期間満了後に他業種への転職も視野に入れている場合は、転職に有利になるために資格を取得することが一つの手です。具体的に転職したい業界が定まっている場合は、その職種で求められる資格をリサーチし、資格取得のために勉強を進めるとよいでしょう。
 

転職したい業界を絞り切れていない場合は、汎用性の高い民間資格や国家資格の取得を目指すとよいでしょう。例えば、民間資格であれば「日商簿記検定」「MOS」、国家資格であれば「宅地建物取引士」「ファイナンシャルプランニング技能士」などが挙げられます。この他にも資格はたくさんあるため、自身で興味のある分野を調べて探してみましょう。
 

期間工で働きながら資格取得を目指す場合は、休日や空き時間をうまく活用して勉強しなければなりません。バランスを考えてシフトを組みながら、取り組みましょう。
 

資格は不要だが、将来に向けて時間を有効に使おう!

期間工になるうえで、応募に必要な資格はありません。しかし、期間工は契約期間に定めがあり、満了後には次の職に移ることになります。そのため、どこかのタイミングで資格を取得しておくことは、以後のキャリアプランを広げることにつながります。
 

期間工の仕事をしながらでも休日をうまく活用することで勉強時間を確保し、ぜひ挑戦してみましょう。

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